静岡県富士市で民泊事業をしている佐藤と申します。

100歳まで生きると信じていた、元気で几帳面、そして地域のみんなに愛されていた母。元気だった母が2021年12月に突然肺炎で倒れ、面会もできぬままリハビリ明けの退院日当日に息を引き取りました。

本人は家族葬を希望していましたが、長年地域の人と交流して、入院するまでずっと近所付き合いも盛んだった母を思い、残された家族たちで「一般的な葬儀」をすることに決めました。

遺影の写真まで決めていた、完璧主義の母。
その母の言葉に逆らい、葬儀屋の言われるがままに「一般的」で「地域の風習に合わせた」普通の葬式をしましたが、終わってから残ったのは「本当にこれで良かったのか」という後悔でした。

立派にお花を飾って、戒名を付けて「もっと話したかったです」と涙ながらに弔辞を読むことで本当に故人は喜ぶのでしょうか。
私たち遺された家族なりには満足できるお葬儀でしたが、もっと生きている間にスポットライトを当ててあげたかったと思いました。

親戚やお世話になったみんなで集まって、一番喜んで欲しいのは母だったのにそこに母の姿はありません
本当に喜んでもらえることを生きている間にしてあげたかった。

遺された家族が悲しむ「葬儀」ではなく、人生をやり遂げた方を讃える「人生祝い」。
笑顔で悔いのないお別れと大切な人と元気なうちに会って感謝を伝えるサプライズ。

新しいお別れのカタチで、人生を振り返る「人生祝い」の式を広めていきたいです。